良い畳の見分け方 Part.2

HIRO

2010年05月12日 13:05

Let's study!

皆さんが畳を新調されるときの参考になる「良い畳の見分け方」をお教えします。

Part.2では畳表を説明します。
高級な畳表はひげが長く美しい!
それは、いちばん質の良い部分を畳表に多く使えるから。
ひげが長くきれいなほど長いイグサを使っているという目安になります。
又、重量やイグサの使用本数も品質の目安になります。

★畳表にはどんな種類があるのでしょう!

1.長く美しいイグサだけで作った最上級品
 茶室等こだわりの和室に!
 使用本数約10,000本/色ツヤ抜群

2.ひげが揃った上等品
 客室・仏間・寝室に癒しを!
 使用本数約8,000本/色が均一

3.もっとも一般的な中級品
 居間など和室でゴロゴロ派の方に!
 使用本数約6,000本/やや端の色が違う

4.一般市場に出ている普及品
 アパートなど賃貸物件で使用!
 使用本数約4,000本/端のほうが赤っぽい


★それでは、良い畳とは?
 〇「イグサ」の品質と本数が鍵!
  茎に変色や傷がなく、1本1本太さが揃っているものが高級な「イグサ」です。
  そして、このようなもので根元と先端を除いた中央の部分を多く使用した畳表は、上質といえます。
  1枚の畳表には、約4,000本~7,000本のイグサが使用されていますが、一般には長いイグサを使用し、
  本数も多いほど美しい畳表になります。

 〇経糸」の種類と本数が鍵!
  「イグサ」の織り込み本数や品質で強度等を判断して、麻糸、綿糸、化繊糸を使い分けています。
  綿糸より麻糸のほうが、強度も強くなりますが、高級表には配(畳の目の山なりの部分)と配が
  くっきりなるよう一つの目に経糸を2本使用(二本芯)しているものもあります。


★まとめ
 畳表を見分ける4つのポイント! 
 1.長さを調べる(イグサの長さ・ひげの長さ)
  イグサの長さは100~150㎝長ければ色も太さも均一な所を使用できます。
 2.縦糸を比べる(経糸の種類・芯の数)
  畳表を織るときに使われる糸の素材で比較「綿→綿+綿→麻→麻+綿」の順で高級品。
  良いものほど肉厚で腰があり、織り目がクッキリ。
 3.色を見る(ツヤ・色調・変色) 
  泥染めに使われる染土が色を極める重要な要素。
  端のほうの色のバラツキや色ツヤで判断。
 4.触ってみる(厚さ・重さ・使用本数・密度)
  二つ折りにして握ってみるとよくわかります。
  肉厚が違います。より多くのイグサを使用していれば当然耐久性も違います。 

しかし、せっかく勉強していただいても実際の表をご覧にならなければわかりません! 
当店では畳表のカットサンプルをお見せしています。しっかりご覧になり、良い畳を選んでください!   


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